JR東労組 えん罪JR浦和電車区事件を支援する会
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各 県 集 会 報 告
冤罪=無実の罪と裁判員制度を考えよう 5.30山梨県集会
主催「JR浦和電車区事件を支援する会」


2008年5月30日 甲府市社会教育センター(大ホール)

 反戦封じの不当な国策逮捕から6年、無実を信じて60回の法廷闘争を展開してきた。判決は三権分立を否定するシナリをにそった有罪判決であった。いよいよ控訴審で無実を証明する第二段階闘争に入る。法廷闘争と並行して、法定外闘争にも力をいれねばならない。

「5月2日控訴審勝利!不当懲戒解雇撤回!栃木県集会」を皮切りにして、全国23箇所で労組および一般市民に訴える集会が開催された。甲府においても「冤罪=無実の罪と裁判員制度を考えよう5・30山梨県集会」を開催した。
 注目されるのは集会呼びかけ人のメンバーである。
代表・立川善之助(山梨県平和センター代表)はじめ原水爆被害者協議会会長・外国人人権ネットワーク代表・交通労組委員長・衆議員・県会議員・市議東労組OB会長・東労組甲府支部委員長等、はば広い呼びかけ人の協力によって、260名の参加者が最後まで集会を盛り上げた。
 メインは上原潤一さんと大澗慶逸さんの「公安警察による無実の罪」でっち上げの体験談であった。「嘘つき・組合破壊工作員Y・M」の真っ赤な嘘を信用性あり、仲間の友情を犯罪にすりかえたY・Mと公安不当国策捜査を正当とし、誠実に真実を縷々のべた7人の証言を信用性なしとした判決は政治的意図によるものであり、三権分立の否定である。この一点で、国策捜査開始の時点で、有罪のシナリオが作成されていた疑いありとの黒い影を参会者は実感したと思われる。
 予定時間を延長して、熱気ある集会を成功のうちに終了した。

石上 正夫

熱気にあふれていた5・25秋田県集会

吉原 公一郎

「きょうの集会、500人位ですか」
「300人ですよ」
 冤罪浦和電車区事件の控訴審勝利と懲戒解雇処分撤回を訴える秋田県集会の帰り道での会話である。
 会場は開会前からすでに満杯だった。熱気のせいかも知れないが、500人位は参加しているという感じだった。梁次君の話では、公判の日に傍聴券獲得に参加する人数を当初400人ほどを想定していたという。だが実際には、60回に及ぶ公判に毎回1500人を超える人たちが行列をつくった。それはなにを意味していたのか。この事件は7人の被告に対する弾圧というより、JRの労働者に向けられた攻撃と受けとめていたせいではなかったのか。しかも「支援する会」に名を連らねているのが、私も含めて末期高齢者(?)が多いのは、戦前につながる弾圧事件であるという認識の結果ではなかったのか。秋田県集会の成功も同じ系譜で考えるべきなのだろう。

 私が話したのはつぎのようなことだった。
 風説に惑わされずに自分の目線で見たとき謀略の正体はあきらかになる。
第一に、7人はなぜ、これまでの常識では考えられない344日という長期間にわたって拘留されたのか。被告らに対する事件についての取調べのほとんどが革マルについての講議だったという。しかも、彼らは7人が革マルだとは信じていない。拘留期間がながくなれば、“革マルだった”という迎合的な自白も期待できると考えていたはずである。
 その謎を解く鍵は「内部から変えられないから国家が介入して」組織を破壊するといった公安二課の警官が取り調べ中にいった言葉である。公安二課・検察の意図は第一段階で挫折し、松崎明さんを立件できなかったことで崩れた。そして、第二段階の控訴審での「無罪判決」は、裁判所からもらうのではなく、まさにむしりとるものなのだ。

 私についで梁次君の訴えが終ったとき、近くにいた参加者の「臨場感があるなあ」という囁きが聴えた。私の話がどうだったかは、私は知らない。私は梁次君にでも聞くよりない。

以 上

5・25 山形県集会報告


5月25日(日)新庄市で「山形県反弾圧集会」が開催された。県9条連総会に続く集会であった。県9条連代表の花烏賊康繁氏からは「人権と憲法9条を守る」という基調的な講話があった。花烏賊氏は、「憲法9条を守ることとJR浦和電車区事件はどんな関係があるのか」に多くの時間を費やし「憲法9条を守るためにも、私たちはまず憲法12条が定める『日常的な権力との闘い』という国民の『義務』をはたし、『山形マット死事件』の再審開始、そして控訴審での『JR浦和電車区事件』の7名の完全無実と、6名の懲戒解雇撤回を勝ち取るたたかいの輪をさらにひろげよう」と130名余の参加者に呼びかけた。
 その後、美世志会・山田知さんがこの間の闘いの経過を語りつつ、「私たちは無実である。暗黒の時代を切り開くのは私たち自身である」と第二審(控訴審)にのぞむ姿勢と勝利に向けての決意を強く訴えた。
 最後に私、舩田が「奪われた権利を取り戻す控訴審」を強調し7名への支援を要請した。約2時間の集会であったが、参加者から、「7名の無実を、もっともっと、訴えていこう」と心こもる応援の言葉もいただき、感謝の気持ちをもって新庄の地を辞した。

舩田 功

 
県・地区集会日程
日     時 県・地区集会(仮称) 場     所
5/24(土) 13:00〜 青森県集会 アラスカ会館
5/25(日) 13:30〜 秋田県集会 秋田県労働会館フォーラム秋田
5/25(日) 13:30〜 東京都集会 社会文化会館
5/25(日) 14:00〜 岩手県集会 岩手教育会館
5/25(日) 14:00〜 山形県集会 新庄ユメリア
5/28(水) 18:30〜 千葉県集会 千葉市生涯学習センター
5/30(金) 18:30〜 山梨県集会 山梨教育福祉会館
5/31(土) 13:00〜 神奈川県集会 鶴見公会堂
6/ 1(日) 14:30〜 水戸地区集会 ワークプラザ勝田
6/ 8(日) 14:00〜 宮城県集会 仙台市シルバーセンター
6/12(木) 18:00〜 原ノ町地区集会 労働福祉会館
6/21(土) 14:00〜 いわき地区集会 ラトブ6階
6/22(日) 福島県集会  
6/26(木) 18:00〜 土浦地区集会 ウララビル6階
 
「えん罪・JR浦和電車区事件 7名は無実だ!
控訴審勝利!懲戒解雇処分撤回!を実現する5・2栃木県集会

 「えん罪・JR浦和電車区事件」控訴審勝利にむけた集会が、5月2日栃木県宇都宮市で行われた。昨年7月17日、7名は執行猶予付きながらも2年〜1年の懲役刑が宣告された。事実誤認の不当判決である。JR東日本会社は未だ「判決文」も出ない8月30日6名の社員を労働者にとって最高懲戒「懲戒解雇」処分にし、JR東日本会社からの放逐を策した。
 私たち栃木県支援する会は、控訴審にむけトップを切って、この不当・非道な裁判、馘首に対して一矢を報いるべく起ち上がった。7名とJR東労組にかけられたこの大弾圧を自らの問題と考え、当該JR東労組宇都宮支部を核に、多くのの他労組や市民の協力を得ながら、集会の準備・実行にあたった。司会を務めた青年部員の若者は「この事件は冤罪です。労働組合として組織を守ることは憲法が保障しています」と堂々と宣言し、この会を牽引した。主催者は、この間の経緯を簡明に報告し「第二審・控訴審完全勝利!懲戒処分撤回!」にむかって敢然と立つ無実の者に「再びハンドルを持たせてください」と呼びかけた。
 また地元選出の衆議院議員はじめ議員の方々も多く駆けつけ、国会報告も早々に力をこめて支援を惜しまないことを表明した。また支部の書記長はこれまでの闘いの成果と今後の課題を報告し、支援を求めた。通路から廊下にまであふれた参加者は、咳払いひとつすることなく集中し聞き入っていた。
 ひときわ大きな拍手のなか、梁次、山田、小黒の三氏が登壇、それぞれにいま置かれている状況を話しつつ、「憲法に規定されている労働者・労働組合の団結権に対する弾圧であり、平和運動に対する攻撃である」と明るく、強く闘う姿勢を明確にした。その後、全員で「集会アピール」を採択した。
 連休のさなか、しかも夕方の忙しい時間帯に230名余の多くの労働者、市民が駆けつけてくれた栃木県集会。短い準備期間にもかかわらず、集中して集会をまとめてくれた実行委員の皆さんに心から感謝します。今後の各県・各地域の集会が大きな成果を収めることを期待し、栃木県からの報告とします
呼びかけ人:舩田 功
 
7名の完全無罪をかちとる北海道集会
11月3日 北海道・札幌共済ホール
670名の参加で開催

 基本的人権を、侵すことのできない永久に興えられた権利と記している憲法が公布されてから60年。この祈念すべき日、11月3日北の大地“札幌”に約670名が集まりました。「この理念の下、私たちは言葉だけでなく結果的に勝たなければなりません」という市原秀朗市議会議員の開会挨拶。JR浦和電車区事件で被告とされた7人が起こしたものは事件といえるような出来事とは到底思えません。まして被害者本人が直接、訴えたのではないのですから不思議な事件です。7人のリーダー格とされる梁次さんは「何の前触れもなく、突然逮捕された11月1日。この日の悔しさは忘れません」と語ります。7人のうち唯一、JR社員ではなかった斉藤さんは取り調べの様子を、刑事事件のドラマの主人公になったように刑事は机をたたいたり、怒鳴ったり実に楽しそうだったと話してくれました。そして最近、お父様を亡くされ、その悲しい葬儀の日に「週刊現代」の記者が取材に押しかけたそうです。「週刊現代」の連載を読んでいるとついつい疑問に思ってしまうことも、二人の話を聞いていると吹っ飛んでしまいます。完全無罪を勝ちとらなければならない私たちの取り組みに、佐々木秀典弁護士(元衆議院議員)からは一筋の光が差し込む嬉しい報告がありました。旭川市長選挙は先の補選結果と違い、自民推薦・公明支持の候補を破り民主推薦の西川将人さんが当選したのです。日本丸を軌道修正できる一筋の光が輝きを増すよう、力を結集したいものです。実際に存在しない事件を公安の手により巧みにつくりあげたえん罪事件。そこには自分たちが利用されていることも気付かず、公安にうまく利用されてしまう人もいます。いつの時代も権力は巧みです。
 また事件そのものは存在しますが、犯罪者をつくりあげるえん罪事件があります。伊東秀子弁護士(元衆議院議員)からは犯罪者をつくり上げた「恵庭OL殺人事件」が報告されました。「疑わしき可能性があればつくりあげて罰す」という警察・検察・司法の現状が浮き彫りにされました。犯人ではないという可能性が大であるにもかかわらず、OLは服役中の身となっています。
 最後に、JR北海道労組・佐々木信正委員長は、ナチスから教会を守ろうと起ち上がったマルチン・ニーメラン牧師の告白「ナチスが共産主義者を弾圧したとき、私は不安に駆られたが、自分は共産主義者ではなかったので、何の行動も起こさなかった。その次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではないので何の抗議もしなかった。それから学生、新聞、ユダヤ人と順次弾圧の輪を広げていき、その度に不安は増大したが、それでも私は行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。私は牧師だったから行動に立ち上がったが、もうその時は全てがあまりに遅すぎた」という有名な言葉を、“革マル”“共産党”“組合”などに置き換え、閉会の挨拶をしました。浦和電車区事件の7人を「支援などしない。支援するという言い方は他人事だ。自分たちのことなのだから一緒に闘う」という北の大地の人たちの集会はとても熱いものでした。日本丸の軌道修正を「遅すぎた」と諦めずに前進しましょう。まだまだ間に合います!(呼びかけ人:近藤日佐子)
 
 
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